声優として演技力を伸ばすには?

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    声優の力量を測るひとつの大きな指針として、「演技力」があります。
    演技力のある声優というのはアニメ作品や吹き替え作品の中でもその存在が際立ち、作品に華を持たせますよね。
    その重要な演技力を伸ばすには、どのような練習をすれば良いのでしょうか。ここで詳しく見ていきましょう。

    • この記事の監修者
    • 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属67.7%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
    • 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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    • 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属67.7%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
    • 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。

    演技力を伸ばす練習方法

    朗読

    声優としての演技力を伸ばすための手軽で効果的な練習方法として、朗読が挙げられます。
    実際に多くの声優の皆さんは、練習に朗読を取り入れています。
    主に小説などを朗読することになりますが、用いる題材として最も有意義なのは、群像劇など多くの人物が登場する作品でしょう。
    朗読する際には、それぞれの登場人物の人柄や性格、声室などをイメージし、しっかりと感情を込めて読んでいきます。
    また、朗読を行う時間を思うように取ることができないような日には、読書の習慣を身につけておくと良いです。読書を積極的に行うことで、あらゆるキャラクターを理解して自分に落とし込む想像力や洞察力が培われていくでしょう。

    役者の演技を真似てみる

    プロの役者の演技を見て、実際に自分で真似してみるというのも良い練習になります。ドラマや映画などを見て、様々な役を演じている役者の演技をそっくりそのまま真似してみましょう。
    この練習では、海外の作品よりも日本の作品を用いるようにしましょう。自分の演技を撮影もしくは録音するなどして、後で実物と比べてみると、プロと自分の演技力の差が理解できるかと思います。
    その作品に登場する人物すべてを真似てみるくらいの熱量があると、とても密度の濃い練習になりますね。

    全身で演技の練習をする

    声だけではなく全身を使って表現するというのも、演技力を伸ばす上で非常に重要になります。
    声優といえば声だけで演技をするというイメージがありますが、プロの声優は演技の仕事では、体を大きく揺らしたり手振りをつけたりということを普通に行なっています。そのような体の動きは決して視聴者に見えることはありませんが、それでもより良い演技のために体の動きをつけているのです。
    全身を使うことで、格段に演技がしやすくなるはずです。あるいは、自分の演技が乗ってくると自然と体が動いてくるということもあるかもしれません。むしろ、自然に動いてしまうというのが最も理想的な形でしょう。

    演技力がある声優の特徴とは

    呼吸のような演技

    プロの中でも特にレベルの高い一流声優の演技を見ていると、共通しているのが「呼吸のような演技」をしているということ。
    これは具体的にいうと、日常生活と変わらないようなスタンス、空気感、リズムで演技ができるということになります。
    例えば声優の主な仕事の一つに、洋画や海外ドラマの吹き替えというものがあります。吹き替えの仕事では、先に映像が完成している上で、その上に声の演技を重ねていくような形になります。
    まだ演技力の伴っていない新人声優の場合、日常で話すのとは違ってマイクの前で突っ立って話すため、どうしても体がさほど動かず、映像の中の俳優の動きに上手に声をマッチさせることが難しくなってしまいがちです。
    しかし演技力のある声優は、あたかもその映像の世界の中にいるような、生きた演技ができるのです。その様子には、まるでマイクの前にリアルな空間が広がっていて、そこで呼吸しているような自然でリアルな雰囲気があります。

    親近感を感じる演技

    演技力がある人というのは、演技の中だけでも共演者に親近感を与えることができます。
    声優の仕事には、長期間にわたる現場というのがあまり多くありません。アニメの場合は3ヶ月ごとに改編期があり、吹き替えの仕事だと1日でその現場の仕事が終わってしまうこともあります。
    しかし掛け合いなど他の出演者と共に演技をするような場合、登場人物同士の関係性をうまく表すためには、声優同士の関係性が深まっていなければ難しいような場面が出てきます。
    舞台のように長期間同じ現場にいて、共演者同士の親交を十分に深めることのできる仕事であれば問題ないかもしれませんが、短期間の現場ではそのような関係性を作っていくのが難しいこともありますよね。
    演技力のある声優には、あまり関係性を築けていない共演者との演技でも、少し演技を共にしただけで相手に親近感を与えることができる人がいます。
    これは個人の演技の出来に直結するものではないかもしれませんが、その作品全体の演技の出来には大きく関係する要素だと言えるでしょう。

    ユニークな演技

    ユニークな演技ができるというのも、声優の演技力の証になります。
    演技というのはエンターテイメントであり、見る人に何かしらの感情を抱かせてこそプロの仕事だと言えるでしょう。
    しかし収録の現場には実際には出演者の声優とスタッフしかおらず、見る人のリアクションは返ってきません。そのような中では声優自身も、人に届けるエンターテイメントを作っているという意識を忘れかけてしまうことがあります。
    ところが演技力のある声優は、出演者とスタッフしかいない現場の中でもエンターテイナーとしての意識を忘れません。アドリブなどを取り入れ、その場にいる人たちを楽しませることを怠らないのです。
    アドリブ芝居のようなユニークな演技は、本当に演技力がなければ難しいです。だからこそ現場を和ませ、共演者の演技への意識を高めさせるようなユニークな演技ができる声優は重宝されます。

    まとめ

    声優の演技力を伸ばす方法としては、朗読、役者の演技を真似する、全身で演技の練習をするなど、あらゆるものがありました。
    実際に演技力のある声優には特有のスキルもあり、目標とする目安になりますよね。
    効果的な練習を繰り返して、ぜひ演技力の光る声優を目指してみてください。

    <<声優になる方法について詳しくはこちら

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