漫画家の1日の仕事内容とは?

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漫画家の仕事というと「ひたすら一日漫画を描く」というイメージがありますね。

しかし、実際には漫画を描くという作業にもいくつかの手順があり、その完成までには、打ち合わせや資料集めなど他にもさまざまな仕事があります。

そこで今回は、漫画家になりたい方や興味がある方に向けて、漫画家の仕事内容や漫画家の1日のスケジュールについて分かりやすくご紹介していきます。

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  • マンガイラスト学科では、久世みずきさんや小倉孝仁さんが卒業生として活躍しており、漫画家としてデビュー実績は450名を超えています。
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漫画家の仕事内容

漫画家はどんな仕事をするのか
漫画家のメインの仕事はもちろん「漫画を描くこと」です。
人々に笑いや感動を与えるようなストーリーを考え、それに合った世界観、キャラクターを設定しながら漫画を描いていきます。

最近は月刊誌や週刊誌などのマンガ雑誌だけでなく、書籍やweb、広告などさまざまな媒体で漫画が使われるようになり、その活躍の幅は広がりつつあります。

>>マンガ雑誌・Web・書籍・広告それぞれの漫画家の仕事内容は?

全体としての漫画家の仕事の流れ

全体としての漫画家の仕事の流れ
漫画家は、仕事の依頼を受けたらすぐに原稿を描き始めるわけではありません。

媒体やクライアントによっても異なりますが、新作の漫画を作る場合、打ち合わせや資料集めなどある程度の準備をしてから制作にとりかかるのが基本です。

そこで今回は、マンガ雑誌で新作漫画を掲載する場合を想定して、漫画家の仕事の流れを紹介していきます。

編集者との打ち合わせ

出版社の編集者との打ち合わせを行い、新しい漫画の制作や連載物の方向性などの確認をします。

とくに新作漫画の場合は担当の編集者と、漫画のジャンルや方向性、ネタ出しや漫画の人気ジャンルなどについて細かく話し合うことがあります。ただ、編集者との打ち合わせ頻度や、内容については各編集者のスタンスや漫画家のスケジュールによって異なります。

資料集め

編集者との打ち合わせで漫画のテーマやキャラクター、世界観などを決めたら更に具体化させるために、テーマに合った資料を集めます。たとえば西洋風のSFものであれば、中世のヨーロッパの歴史書や神話、当時の生活スタイルなどをまとめた資料が必要です。

また、資料集めは雑誌などの書物だけでなく、実際に漫画家自らが取材したり参考にしたい場所に赴いたりする方法もあります。

資料集めは漫画家の完成度に大きく関わる工程ですので、多くの時間を割くケースも珍しくありません。
漫画は架空の世界を描いていますが、資料を集めず自身の知識だけで描こうとすると、話に厚みが出ないことも多いです。また、漫画に限らずアニメやSF映画は、モデルとなった人物や出来事を基に描いていることが多く、作品にリアリティを生み出しています。
本当に優れた漫画は、下準備の段階からしっかり時間をかけているんですね。

漫画の制作

資料集めも完了したら、早速漫画の制作に入っていきます。
話の流れや世界観、キャラクターなど漫画の骨組みとなる設定をまとめ、コマ割りやセリフなど漫画の構図を決定。
原稿用紙に鉛筆などで下描きしたら、今度はそれをもとにペンで人物や背景を描いていき、紙面に載せられる状態まで仕上げます。

漫画制作の手順

漫画の制作は、大きく分けて以下の4つの手順に分かれます。

  1. プロットの作成
  2. ネームの作成
  3. 下絵の作成
  4. ペン入れ

各々の工程についてその内容を詳しくみていきましょう。

プロットの作成

プロットとは、漫画の大まかなストーリーを決め、キャラクターや世界観などの設定をまとめる作業です。
担当と打ち合わせした内容も落とし込みながら、設定に矛盾が生じないようアイデアやネタを整理します。

>>漫画家を目指す方必見!上手なプロットの作り方

ネームの作成

より読者が面白く感じるよう見せ方を工夫し、なおかつ決まったページ数で話を収めるためには何度も描き直しが必要です。

しかし、何度も描き直しをすると原稿用紙が汚れてしまうため、漫画を描くときは別の紙に「下描きの下描き」をすることから始めます。

この作業をネームといい、コマ割りやセリフ、キャラクターの配置や表情などをラフな絵で描いて漫画の構図や起承転結を決めておきます。

下絵の作成

担当にネームをチェックしてもらい、OKが出たら今度は下絵の作成に入ります。

下絵とは、鉛筆やシャーペンを使って実際に原稿用紙に漫画を描いていく作業です。

あとはもうペンでなぞるだけという状態まで描き上げることが多いですが、漫画家によっては下絵もラフな状態で描き、ペン入れの段階で仕上げるという人もいます。

下絵の作成にどれだけ時間が掛かるかは、ラフな状態に近いか・仕上げに近いかによって変わってきます。

ペン入れ

ペン入れとは、原稿用紙を紙面に載せられる状態まで完成させることです。

本作業ともよばれ、Gペンや丸ペンなど専用のペンを複数使い分けながら線画を仕上げます。

インクが乾いたら、原稿が破れたり汚れたりしないよう細心の注意を払いながら、下絵で描いた部分を消していきます。

そのほかの仕上げとしては、トーン貼りやベタ塗り、背景の描き込みなどがあります。
これらは漫画家にもよりますが、アシスタントに依頼することも多い作業です。

また、デジタル化が進んだ近年ではペンタブやデザインソフトなどを使うケースも増えてきました。
パソコンで作成をするぶん原稿用紙が汚れたり破れたりする心配はありませんが、データの消失には注意が必要です。

漫画家の1日の例

ここからは漫画家の1日の仕事内容を、午前と午後に分けてご紹介していきます。

あくまで目安ですので、異なるスケジュールで仕事を進めている漫画家も多数いることも意識しておきましょう。

午前の仕事

箇条書きで時間を区切って書いてください。
まずは午前の仕事のイメージを各項目に分けてご紹介します。

6時〜7時 起床・食事
8時 編集者との打ち合わせに関する準備
9時〜12時 資料集めや構想

新作漫画の制作を進める場合は、編集者との打ち合わせや資料集めなどの作業が中心になります。そのため、漫画を描く作業よりも打ち合わせの準備や、漫画の構想を考える時間が多い傾向です。

午後の仕事

箇条書きで時間を区切って書いてください。

続いて午後の仕事のイメージを以下にまとめています。

13時 編集者との打ち合わせ
15時 打ち合わせでまとめた情報を基にストーリーを構成
17時〜19時 ネーム作成
19時〜20時 休憩
21時〜23時 ネーム作成
23時〜 下絵作成

漫画家は夜中に作業が及ぶことも珍しくないため、今回目安としてご紹介した1日の仕事内容よりも、更に作業を続けることもあります。また、締め切りが近くなると、休みなく作業するケースがほとんどですので、休憩に運動を取り入れて運動不足にならないよう注意が必要です。

まとめ

漫画家の1日の仕事内容は、連載状況や締め切りまでの期間で異なるものの、漫画を描くかストーリーを考えます。また、編集者との定期的な打ち合わせや連絡もあるので、漫画家のやることは1つではありません。

更に締め切りが近くなると、午前2時や3時頃まで作業を行うこともあります。

一般的には、自宅や事務所でひたすら漫画を描いているイメージですが、実際はネームの作成や資料集め、ストーリーの構想など考えている時間などが多いことも覚えておきましょう。

>>漫画家になりたいと考えている方はこちら

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監修・運営者情報

監修・運営者大阪アミューズメントメディア専門学校 マンガイラスト学科
住所大阪市淀川区西中島3-12-19
お問い合わせ0120-41-4648
詳しくはこちらhttps://www.amg.ac.jp/comic/
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