JavaScriptでゲーム開発するには?学習方法やおすすめのライブラリを紹介!

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    今回は、JavaScriptを使ったゲーム開発について、開発の流れ、必要なスキル、学習方法、おすすめのライブラリなどを紹介します。

    JavaScriptの習得難易度は低く、プログラミング初心者の方の学習におすすめです。ゲームプログラミングに興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
    今回は、JavaScriptでのゲーム開発について、必要なスキルや学習方法などを解説しています。JavaScriptでのゲームプログラミングを学びたい方はぜひ参考にしてください。

    • 大阪アミューズメントメディア専門学校 ゲームプログラマー学科
    • この記事は、大阪アミューズメントメディア専門学校のゲーム・アニメ3DCG学科が執筆しています。

    そもそもJavaScriptとは

    JavaScriptは、Webページに動きをつける目的で開発されたプログラミング言語です。HTMLやCSSと組み合わせて使うことで、文字や画像にアニメーションをつけたり、ポップアップウィンドウを表示させたりすることができます。

    スクリプト言語と呼ばれる種類のひとつであり、多言語に比べて記述と実行の難易度が低いため、プログラミング初心者の方の学習におすすめです。

    ブラウザ上での利用が可能で、テキストエディタとブラウザさえあればどの環境でも実行できる手軽さもあり、多くのエンジニアから支持されています。

    JavaScriptで作成できるゲームの種類

    JavaScriptを利用したゲーム開発では、主に以下のようなブラウザゲームを作ることができます。

    • シューティングゲーム
    • タイピングゲーム
    • ボードゲーム
    • RPG
    • アクションゲーム
    • ブロック崩しゲーム
    • シミュレーションゲーム
    • 迷路ゲーム
    • クイズゲーム など

    近年主流の3Dモデルを扱うゲーム制作は難しいですが、2Dゲームであれば多種多様のゲーム制作が可能です。

    JavaScriptで作られた作品は?

    実際にJavaScriptで作られた有名なゲームには、『Infinite Mario Bros』が挙げられます。任天堂の人気アクションゲームである『マリオ』シリーズの雰囲気を再現して作られたゲームです。

    2011年頃に公開されたHTML5版によって話題になりましたが、原作はJavaScriptで制作されているためJavaScriptがベースとなっています。

    JavaScriptでのゲーム開発に必要なスキル

    JavaScriptでゲームを開発するのに必要なスキルは、主に以下の4つです。

    • JavaScriptの基本文法の知識
    • HTML/CSSの基礎知識
    • ライブラリの使用スキル
    • プログラミングコードの読解力

    JavaScriptの基本文法の知識

    まずはJavaScriptの基本文法を学びましょう。

    JavaScriptは独自の文法を持つプログラミング言語です。多言語を習得している方も、JavaScriptを使いこなすためには基本文法をしっかりと学習する必要があります。

    HTML/CSSの基礎知識

    JavaScriptと関連性の高いHTML/CSSの基礎知識も習得しておきましょう。HTML/CSSを使ってゲームの見た目を調節することで、より魅力的なゲームを作ることができます。

    また、JavaScriptを学習する際にHTML/CSSが記述されていることも多いので、習得しておくことでJavaScriptの学習にも役立ちます。エンジニアとしての活躍を目指す方は習得して損のないスキルです。

    ライブラリの使用スキル

    ライブラリとは、使用頻度の多いプログラムを機能ごとにまとめたファイルのことです。
    ライブラリを使わずにゲームを開発することもできますが、ライブラリを活用することで効率よく高品質のゲームを開発することができます。

    JavaScriptはライブラリが豊富に用意されているため、使い方を学習しゲーム開発に活かすのがおすすめです。

    プログラミングコードの読解力

    ゲーム開発では、オープンソースのサンプルコードを改良して進めることがほとんどです。また、バグの修正時にはプログラムを直接書き直すため、プログラミングコードを読解するスキルが必要になります。

    また、プログラミングコードは英語をもとに作られているため、英語力を鍛えておくとプログラミングスキルの習得に役立ちます。

    JavaScriptでのゲーム開発の流れ

    JavaScriptでのゲーム開発の流れ

    JavaScriptでゲームを開発する流れを紹介します。
    今回紹介するのは、サンプルコードを使用したゲーム開発方法です。

    初心者の方はサンプルコードの模写からはじめることで、JavaScriptのコードの構成要素や考え方が身につきます。

    開発環境の構築

    まずはゲームの開発環境を構築します。JavaScriptでのゲーム開発の場合は、以下の2つを用意します。

    • Webブラウザ
    • コードエディタ

    Webブラウザは、Google ChromeやEdgeのような主要ブラウザがおすすめです。コードの構造確認やエラー発見などのサポート機能が搭載されています。プロの開発現場ではGoogle Chromeが使われていることが多いです。

    コードエディタには、VisualStudioCodeやEclipseなどのような統合開発環境(IDE)がおすすめです。無料で使用できるうえに高性能なため、効率よくゲーム開発を進めることができます。

    サンプルコードの実装・改良

    次にサンプルコードをエディタに記述します。Webブラウザで画面を確認し、修正箇所のコードを書き直してゲームの精度をあげます。改良を繰り返し、修正箇所がなくなったら完成です。

     

    サンプルコードを使用しない場合は、ゲームのコンセプトやUI/UXなどの設定を明確にしてゲームの設計をおこなってから、プログラムを実装します。

    また、プロの現場では、ゲーム設計の段階で納期や制作費なども具体的にし、ゲームプランナーが仕様書にまとめています。

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    ゲームプランナーになるには?未経験でもOK?必要なスキルや仕事内容をご紹介

    ゲーム開発におすすめのJavaScriptライブラリ3選

    ゲーム開発におすすめのJavaScriptライブラリを3つ紹介します。

    • phina.js
    • Phaser.js
    • PixiJS

    phina.js

    phina.js

    phina.jsは、初心者でも使いやすいよう設計されており、scriptタグから読み込んだライブラリを組み合わせるだけでゲームを開発できます。日本で開発されているため説明が日本語で書かれており、わからない箇所も調べやすいのでおすすめです。

    Phaser.js

    Phaser.js

    Phaser.jsは、2Dゲーム開発において多くのエンジニアに使われている人気のライブラリです。豊富な機能を無料で利用でき、有料のプラグインを購入することで機能を追加できます。

    日本語版はありませんが実例を交えて詳しく説明してくれます。また、英語でのやり取りがほとんどですが、コミュニティが活発に動いているため、他のユーザーから情報を収集できるのもおすすめする理由のひとつです。

    PixiJS

    PixiJS

    PixiJSは、2D視覚化に特化した絵画ライブラリです。ゲーム開発専用で作られてはいませんが、グラフィック処理の高速化が可能となるためゲーム開発の現場でよく使われています。

    PixiJSはプレイグラウンドを公開しており手軽にプログラムを試せるので、まずはこちらで試してみるのがおすすめです。

    PixiJSのプレイグラウンド:https://pixiplayground.com/

    JavaScriptでのゲーム開発を学ぶ方法

    JavaScriptでのゲーム開発を学ぶ方法について、「独学」と「スクール」に分けて紹介します。

    独学で学ぶ

    JavaScriptでのゲーム開発の方法やサンプルコードは、多くの書籍やyoutubeで紹介されています。

    独学はスクールに比べて費用を安く抑えられ、自分の好きな方法でマイペースに学習をすすめることができます。ただしわからないことは自分で調べるしかなく、他者からの直接的なサポートやプロ視点でのアドバイスをもらうことは難しいです。

    おすすめの書籍

    独学におすすめの書籍は以下の2つです。

    • 確かな力が身につくJavaScript「超」入門
      ゲーム制作を通して実践的にプログラミングを学べる書籍。丁寧な解説とサンプルコードがついているので初心者の方におすすめ。FizzBuzz問題やクイズゲームを制作できる。
    • [ゲーム&モダンJavaScript文法で2倍楽しい]グラフィックスプログラミング入門
      ゲーム制作を通してグラフィックプログラムの基本が学べる書籍。JavaScriptの基本文法や最低限必要な数学知識、開発現場で役立つ実践的な知識や考え方をわかりやすく解説。

    おすすめのyoutube

    youtubeには、さまざまなジャンルのゲーム開発におけるサンプルコードが公開されています。
    RPGゲーム、シューティングゲームの制作におすすめのyoutubeをそれぞれ紹介します。

    • RPGゲーム

      全23本の動画を通して、ファミコン風のRPGゲームを制作するためのJavaScriptプログラミングを学べる。画像の読み込み方やフィールドの作り方、戦闘シーンの作成に必要なロジックなどを分かりやすく解説。
    • シューティングゲーム

      全14本の動画を通して、レトロなシューティングゲームを制作するためのJavaScriptプログラミングを学べる。キャラクターの描画方法から自機の操作、敵キャラの制御などをゆっくりと丁寧に解説。

    スクールに通う

    JavaScriptでのゲーム開発を学ぶには、スクールに通う方法もあります。

    講師の指導のもと体系的にプログラミングを学べるので、効率よくスキル習得を目指すことが可能です。同志の存在やスクールのサポートにより挫折しにくい環境を用意することができます。スクールによってはオンライン講座に対応しているところもあるので、気になるスクールの勉強方法やカリキュラムを確認しましょう。

    ただし独学よりも高額な費用がかかります。

    大阪アミューズメントメディア専門学校 ゲームプログラマー学科

    大阪アミューズメントメディア専門学校 ゲームプログラマー学科では、JavaScriptを使ったゲーム開発はもちろん、多言語の基本文法やプログラミング方法を学ぶことができます。

    実習を中心としたカリキュラムによりゲームプログラミングに必要なスキルを実践的に学べるため、開発現場で即戦力となれる力が身につきます。

    将来ゲームプログラマーとしての活躍を目指している方は、お気軽に資料請求・お問い合わせください。

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    また、以下の記事もぜひ参考にしてください。

    関連記事▼

    ゲームプログラマーになるには?仕事内容や必要な資格を解説

    まとめ

    まとめ

    今回はJavaScriptでのゲーム開発についてまとめました。
    JavaScriptの習得やゲーム開発は難易度が低いため、初心者の方におすすめです。ゲーム開発を通して習得したスキルはWeb開発に活かすこともできます。
    ゲームプログラマーやエンジニアとしての活躍を目指す方はぜひ挑戦してみてください。

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