声優の仕事に就くまでにかかる費用について

専門学校

声優専門学校にかかる初年度納付金は、およそ120万〜150万円が都内の相場です。
２年制が多いですが、まれに3年制もあります。
1年次の学費は2年次に比べると1〜2割ほど高くなりますが、これは入学金や教材費にかかるなど初年度に必要になるお金があるからです。
また、学んでいる最中には、機材の購入費や施設維持費も発生します。
より実践に即した研修制度がある場合は、その分別途でお金が必要になることもあるので、学費は事前に調べておいた方が良いでしょう。

養成所

入所金がかかる養成所の場合、入所時に10万円〜20万円ほどの入所金が必要です。

授業料は、週1回で年間2０万円〜30万円が相場。
2年目以降も、同じ授業料がかかります。

レッスンの頻度が多くなるほど、入所金と授業料は高くなります。
例えばレッスンが週5回の青二塾の場合、入所金と授業料を合わせて年間で110万円です。

【引用元：入塾案内｜俳優・声優・ナレーターの養成所 青二塾】

そのほかに必要な費用

声優の専門学校や養成所以外にもかかるお金があります。
プロの声優として働き始めてからでも、ボイストレーニングやダンススクールに通い続ける人も多くいらっしゃるので、学校や養成所以外の場所でも鍛えることが大切です。
それ以外にも、映画や演劇を観ることも感性を養う勉強になるので必要な費用となるでしょう。

入学金

大学と同じように声優専門学校でも入学金は必要になります。
学校により値段の変動はありますが、大体20万ほどかかります。
入学金は、入学を辞退しても返金されない唯一のお金です。

授業費

授業費は、声優専門学校に払うお金の中で大半を占めます。
専門学校によっても1地番差が出る費用です。
年度始めに一括で支払う場合もあれば、毎月月謝として支払う場合もあります。

教材費

声優専門学校によっては、授業料に含まれているとこともありますが、授業料とは別にかかる場合もあります。

施設・設備費

アフレコに使うレコーディングスタジオや、録音音響設備などの維持費がかかる学校も多くあります。

演習自習費

スタジオセットや本番さながらのアニメ映像を使用した、アフレコの演習を行うためにかかる費用です。
声優専門学校ならではの費用ですね。

声優専門学校との相性で選ぶと満足度が高い

費用より1番大切なのは、本人の叶えたい未来を実現できるような学校かどうかが重要です。
憧れの声優がいるなら、その人と同じ学校を選んだり、同じ事務所に入りやすい学校を選んだりするのも1つの方法です。
また、歌やダンスを生かした声優になりたいなら、その分野に強い学校を選ぶのが良いでしょう。
学費の金額も大切ですが、まずは自分の進みたい道にマッチした学校をいくつか絞り込んでから、学費の安い所を選ぶようにしましょう。