声優学科

音響監督の仕事とは?

音響監督の仕事とは?

音響監督は、声優がアニメのアフレコや外画の吹き替えを収録する場で、大事な役割を担う仕事です。

音響監督と聞いても、いまいちどんな仕事なのか分からない人もいるかもしれませんね。

今回は、音響監督という職業について、詳しくご紹介します。

 
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音響監督とは

音響監督とは、アニメや外画吹き替えなどの収録現場の責任者のことです。

特にアニメの音響監督は、アフレコだけでなくBGMや効果音といった、アニメ内の音に関する制作を監督します。

また、声優のキャスティングを担当することもあり、アフレコ現場ではセリフの言い回しやニュアンスを声優に指示したり、演技指導を行ったりすることもあるので、声優のお芝居における監督とも言えるでしょう。

音は、その作品のクオリティを大きく左右するので、作品の音の総監督である音響監督は、非常に重要な役割であることがわかりますね。

音響監督は、作品の音を総合的にディレクションすることで、魅力的な作品に仕上げる責任重大なお仕事です。

 
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音響監督に求められる能力とは

音響監督に一番求められる能力は、コミュニケーション能力です。

音響監督は作品作り上げるにあたり、声優や音響スタッフ、制作に関わるセクションなど、多くの人と円滑なコミュニケーションが取れなくてはなりません。

自分の考えや意見を、相手に分かりやすいように伝えることができる、相手の言葉の意図を汲み取ることができるといったコミュニケーションスキルが必要です。

また、音響監督は作品の音に関する総監督なので、音楽の知識やセンスをもっていることも重要になります。「どの場面でどんなBGMや効果音を入れたら良い作品になるか」といった感覚がわからなければ作品を魅力的に仕上げることは難しいでしょう。

音のセンスが良いアニメにどういった傾向があるか掴むことも大事ですが、王道パターンの真似ばかりでは良い作品は生まれません。

「これはまだ、あまりやられていない」というアイディアを考えることができる独創性や、自分のアイディアを形にすることができる表現力も必要です。

また、アニメの音響監督は、声優のアフレコ現場の監督も行うことが多いので、演技の演出力も欠かせません。

音に関する知識やセンスだけでなく、演技に関するセンスも磨いておく必要があります。

このように、責任重大なポジションである音響監督には、幅広い知識と様々な能力が求められます。

 
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音響監督のやりがいとは

アニメ制作の仕事は、多くの人とコミュニケーションをとりながらチームで作業をしていくので、簡単であるとは言えません。

特に音響監督は、責任重大なポジションなので、プレッシャーを感じることもあるでしょう。

しかし、自分が音響監督を担当したアニメがヒットしたときの喜びは、かけがえのないものであるはずです。

自分のセンスやアイディアが形になり、作品を観た人を感動させることができるという点は、音響監督の一番のやりがいと言えるでしょう。

また、日本で制作されたアニメ作品の人気は国内だけにとどまらず、世界中にも広がっています。

自分が手掛けたアニメ作品が、世界中で大人気になったときは、非常に大きなやりがいと達成感を得られるでしょう。

 
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音響監督の仕事まとめ

音響監督は、アニメのアフレコや外画吹き替えなどの収録現場の責任者で、声優の声やBGM、効果音など、作品全体の音に関する全てのものを監督します。

他の制作スタッフとコミュニケーションを取りながら、作品が魅力的になるように作り上げていく必要があるので、幅広い知識と豊富な経験が必要です。

音響監督は責任重大なポジションであり、決して簡単な仕事ではありませんが、自分が関わった作品が世に出て、多くの人の心を動かす様子を感じられたときは、喜びも大きいでしょう。

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