芥川賞受賞作家・松永K三蔵先生が来校! 在校生・卒業生合同特別講義|ブログ
2025.7.04
芥川賞受賞作家・松永K三蔵先生が来校! 在校生・卒業生合同特別講義
2024年、『バリ山行』で「第171回芥川龍之介賞」を受賞した松永K三蔵先生。
全国各地でのイベントや講演会をはじめ、5月にはドミニカ共和国を訪問されるなど多忙を極めている中、当校の特別講義・ゲスト講師としてお越しくださいました!

“芥川賞を受賞した作家の先生がいらっしゃる”ということで、講義スタート前から緊張し、どこか身構えていた学生たち。
けれども、松永先生の親しみやすいお人柄がうかがえる講義スタイルや、「作家の仕事というのは、《〇〇小説工場の工場長》なんですよ。みなさんは工場長なんです」という前提提示に意表を突かれつつも肩の力は抜けて、気が付けばみんな、前のめり&メモ魔となって受講していました。


そして、《常に生産し続けられる工場であること》は、ただシステマチックというのではなく、気持ちの面でも自分を強く保つことのできる良い循環装置となっている事実に、卒業生も在校生も納得しきり。
そうして松永先生がつかみとったのは、「第64回群像新人文学賞」優秀作受賞作でありデビュー作となった『カメオ』であること。また、学生たちがおろそかにしがちな《推敲》の重要性などについても言及。

さらには、松永先生の執筆ルーティン、独自の創作メソッド、アイデアのストック法、社会の中の純文学のあり方など幅広く、けれども身近な事象にたとえながらわかりやすく講義いただきました。

なかでも、「自分自身という《素材》が大事」という松永先生の言葉には、勇気づけられたり、自分を見つめ直せたという学生も。
まさに講義名のとおり、卒業生・在校生たちにとって特別な時間・機会となりました!
松永先生、ありがとうございました!

丁寧にコメント回答してくださる松永先生。

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