株式会社TYOアニメーションズに内定した鹿谷 拓史くん ロングインタビュー|お知らせ

株式会社TYOアニメーションズに内定した鹿谷 拓史くん ロングインタビュー

『たまゆら』『テラフォーマーズ リベンジ』『ゆるゆり さん☆ハイ』など多数のアニメ作品を手掛ける㈱TYOアニメーションズ。第一志望だった会社に、2017年5月、制作進行として内定が決まった鹿谷くん。 学校での生活や、制作の様子、そして就職活動の状況などを答えてくれました!

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Q1.アニメーション業界を目指したきっかけは?

僕は大学に通っていて、3年生のときに大学でも就職活動が本格的にスタートしました。
その時、友人は「この仕事がしたい」と決めているのに対し、僕は何がしたいんだろうと悩んでいました。小さい頃から話を考えるのが好きだったので文学部に在籍していたのですが、ずっと好きだったアニメに関わりたいと思い、専門学校に進学する決意をしました。
その時は、シナリオや脚本の仕事があるとは知らず、ただアニメに関われればと思っていました。

Q2.AMGに決めた理由は?

アニメの道に進もうと決めた時からネットで学校を調べ始めました。CMでも見たことがあり、ネットでもよくバナーを見かけていたので、大阪でもこんな学校があるんだなと思いました。
大阪AMGのサイトを見て、ちょうど一週間後くらいに説明会があると知り、すぐ申し込みました!
実際に参加してみて、僕の今の担任の先生が言っていた言葉が今でも心に残っています。
僕は大学卒業からのスタートになるので、不安もあったのですが、それも払拭されるくらいインパクトがあって…「遊びで絵を描いたり、ちょっとアニメが好きなら他の学校に行った方がいいよ。
ここは本気でアニメ業界を目指す人たちが集まるから」…この言葉がとにかく胸に刺さりました。
その後も何度か説明会に参加して、AMGに入る意思を固めました。

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初めての監督作品の企画会議…緊張しています

Q3.クラスの雰囲気はどうですか。

めちゃくちゃ仲が良いですね。僕は大卒で、他にも仕事や大学を辞めて来た人もいて、もちろん高卒の子もいる中で本当に仲が良いです。みんなそれぞれアニメ業界への熱意を持っていて、そこに歳の差なんてまったく関係ないくらい良い環境です。
年上としてしっかりしないといけないのかな、という不安もあったのですがみんな優しくて、すぐに打ち解けました。
今ではクラスでパパと呼ばれています(笑)

Q4.役に立った、印象に残っている講義は?

僕は今まで絵を描いてきたわけではないので、どの講義も新鮮で面白いです。
中でも1年生のときに、アニメの基礎をじっくり学んだ講義が印象的です。今までアニメは観るだけだったのですが、いろんな仕事があって、いろんな人がどういう気持ちで作っているのかというのを知った時に「やっぱりアニメってすごいな」と思いました。
改めて、アニメは大勢でひとつのものを作るんだなと実感しました。
アニメの事を知ってから、僕の大好きな作品『たまゆら』を改めて見返した時に、エンドロールの制作者と協力した方々の名前がたくさん流れているのを観ると感慨深かったです。
制作者側が、作品と協力してくれる人を大切に思っていないと出来ないと思い、アニメが人と人とを繋ぐイメージが僕の中でぴったりはまった瞬間でした。

Q5.アニメーション制作の思い出は?

もう既に懐かしいです(笑)
思い出すととにかくいろいろあります。全員で作っていくアニメーションなので、自分の意見だけでなく大勢の人の意見や考えがあって初めて成り立つんだと思いました。
ぶつかりあうこともありましたが、全員が作品に対して想いを持っているからこそ、作品がどんどん面白くなっていくのを感じていました。
僕は2度監督を務めたのですが、今まで聞き手に回ることが多かった僕が、初めて人を引っ張っていく立場になりました。自分の意見を「言わなきゃいけない」という場面が多々あり、いつの間にか自然と出来ていきました。
20歳を越えて、成長できたなと思っているところです。この歳になってもまだのびしろはあるな、と思います(笑

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オーディション、アフレコ収録も行いました

Q6.学祭の思い出は?

作品がスクリーンに映った時、「このアニメは僕たちが作ったんだ」と実感しました。視聴者がどう思うかまだ不安ではありましたが、確実に「観る側から創る側になった」と感じました。
学祭で、監督として舞台に立つ機会があったのですが、その舞台からたくさんの人たちの顔が見えて、こんなにたくさんの人に観てもらえるんだと感慨深かったです。
作っただけじゃなく、観てもらえるというところにぐっときました。

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鹿谷くんが監督を務めた作品(左・夏/右・冬)

Q7.就職活動中の思い出は?

先生方は履歴書や自己PRの添削をしてくれるし、面接の練習なども親身になってしてもらえました。
そして、クラスメイトも同じようにアニメ業界を目指して真剣に就職活動に取り組んでいる環境にいたので自分自身、力をもらいました。
友達が「面接決まった!」と言っているのを見たら嬉しくなりましたし、作画の子のポートフォリオを見せてもらってめちゃくちゃ励みになり、僕も負けられない!とより力がみなぎってきました。

Q8.内定をもらった時の気持ちは?

やけに落ち着いていました(笑)
というのも、その日はたまたま会社見学会ということで、ほとんどの学生がそっちに行ってしまい、休講だったんです。お昼ごはんを食べに行ったときにメールで内定のご連絡をいただきました。
急いで戻って、同じように自習していたクラスメイトにとりあえず伝えたので、とても静かな報告会でした(笑)
そのあと各先生にも1人ずつ報告をしていくうちに、自分の中でもじわじわと実感に変わっていきました。

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今は卒業制作の企画書を制作中です

Q9.アニメ業界でどんな人になりたいですか?

僕自身、アニメを観て心が動かされてこの業界を目指しました。
観た人が、「明日もがんばろう」と思えるとか、人に勧めたいと思うような、そんな人の心を動かせる作品を作ることが目標です!

Q10.これからアニメ業界を目指す方へひとこと!

「アニメを作る」って絵が描けないといけないとか、本当に出来るのかな、と不安に思ってました。
でも、出来るかどうかじゃなくてやってみないとわからないと思います。今悩んでいる人がいたら、まずは「やってみよう」という気持ちが大切なんじゃないかなと思います。
僕自身も悩んでましたが、いざやってみるとちゃんと形になりましたし、実際に就職も決められたので、まずは動いてみてください。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

鹿谷くん、ありがとうございました。
大阪AMGでは、実践的なカリキュラムはもちろんのこと、著名クリエイターによる特別講義や模擬面接など、学生たちの就職活動の手厚いサポートにも力を入れています。
カリキュラムや就職実績について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。
また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。

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