【アニメ1年/夏期制作】制作の進捗状況速報!|ブログ

【アニメ1年/夏期制作】制作の進捗状況速報!

台風が過ぎ去ってから気持ちほ~~んの少し涼しくなったような、なってないような…。
それでもまだまだ熱中症には要注意な気温ですが、皆様体調はいかがでしょうか?😊

本日の1年生の様子をちょっぴり覗いてみましょう👊

最近、教室ではパソコンやタブレットで作業をする様子が目立ち始めました。

何をしているかというと、班によって様々ですが

この辺りですね~!

まずは「背景美術」
その名の通り、アニメに使う背景をペイントソフトを使ってせっせと描いていきます。
元々は絵コンテからまず最初に描き起こすことになる
「レイアウト・ラフ原画」
の作業の際に描くレイアウト(画面におけるキャラクターの収まり具合とその後ろに見える背景を描き込んだ画)を・・・”背景の設計図”といえる
「BG原図」
として背景美術担当者へ渡して、その「BG原図」を下敷きにして実際の背景の作成をしていきます(実際には色を付けて背景として仕上げていきます)。

次に「仕上げ」
仕上げはキャラクターの絵の動きを描いた
「動画」
をスキャン後、線の太さや線の抜けを手直ししつつ色を置いていく作業です。何十枚も作業していくので集中力が試されます🤔

「原画撮影」は、原画までをスキャンし映像ソフトで実際に映像化していきます。
この作業は・・・以下の二つの意図で実施します。
①実際に絵コンテから描き起こした原画がちゃんと意図した内容で出来ているかを確認するため
②最終的な作品としての映像の状態になるように1カットずつ映像化して完成映像の手前の状態のモノを作成して内容を確認するため

動画が入ってないのでぬるぬる~とまではいきませんが、描いた絵が実際に動くのはやっぱり嬉しいし、モチベもあがりますね🌸✨

そして最後の「アフレコ動画」は、声優さんのアフレコ実習の際に使う映像のことです。

これも学生たちで作っていくんですよ~!
キューまでのカウントダウンを入れ、どのキャラが話しているか分かるようにキャラの名前のテロップも配置していきます。
アニメを観ている視聴者のみなさんは観ることのない映像ですが・・・
アニメ作りには欠かせない大事な映像なんですね!

アフレコ動画の下の写真では、「ビデオコンテ」を修正しています。

「ビデオコンテ」とは?! (※以下、管理講師Iの解説です/興味なければ読み飛ばしてOKです笑)
かつて昔のアニメ制作現場ではすべてアナログであったために撮影した映像はフィルムにする必要があって当然かなり予算が嵩んでしまうため、試験的にどのような映像になるのか絵コンテなどで映像化して確かめる・・・ということはできない時代がありました(1カット単位での動きの確認は”ペンシルテスト”という形で簡易的な撮影はされていました)。
ただ、初心者などあまり映像化の経験が乏しい場合や、絵コンテの内容が実際にうまくいくのかどうか細かいところまで検証をしたいと考えるクリエイターたちがデジタル化による技術革新の中で試験的に映像化して確かめることがかなり容易に出来るようになったことで・・・最近では新海誠監督など若い新進気鋭のクリエイターたちがビデオコンテを作成して絵コンテからまずあらかた映像のイメージがつかめてどのようなことが実際の素材作成や音声などで必要なのかを確かめるようになってきました。
※通常の商業アニメの現場では・・・ビデオコンテを監督の内製で勝手に作る分には特に予算が別で必要になることはないわけですが・・・!!ちゃんと作成しようとすると編集さんやら撮影さんやらに作業してもらう必要がでて別で予算が発生するため、実際にビデオコンテを作成して検証・・・というのがどの作品でもやられているわけではない・・・ようです。
学校でのはじめてのアニメ制作において、自分たちが考えたモノがはたしてアニメとしてちゃんと作品足り得ているのか・・・?これは検証をするべきであるというのは誰がみても明らかではないかなと思います。(解説ここまで)

そういうことで・・・大阪AMGアニメーション学科では、ビデオコンテ作成を作画作業に入る前に作成してみることを実施しています!

全て同時並行でひとりひとり分担して作成していきます。
パソコン作業だけでなく、もちろんまだまだ紙の作業だって残っております…😖💭

特待生入学 第二期募集

9/1(月)~エントリー受付開始

閉じる

×

当サイトに掲載の情報は前身である
アミューズメントメディア総合学院の実績も含まれています。