取材実習~インタビュー記事01~|ブログ

ノベルス文芸

2017.05.30

取材実習~インタビュー記事01~

演歌と『聖地巡礼』 昨年の新語・流行語大賞、そのノミネートされた言葉の中に『聖地巡礼』というものがあった。アニメ映画「君の名は。」の大ヒットを受け、多くの若者が『聖地』――つまり物語の舞台となった地域(本作では岐阜県飛騨市など)の名所・風景を訪れた、その現象を指して言われた言葉である。他にも、滋賀県豊郷町(アニメ「けいおん!」)や茨城県大洗町(アニメ「ガールズ・アンド・パンツァー」)などが有名な『聖地』として挙げられる。 nagai_IMGP9044 ところで、演歌・歌謡曲の中にも『聖地』はある。永井みゆきさんが今年一月に発表した館山観光PRソング「ふるさと館山」では、歌の随所に千葉県館山市の名所・名物が盛り込まれている。曲調も、温暖な南房総をイメージしたかのように明快なものとなっている。 実際に館山にも訪れた永井さんは、「館山には海があり、祭があり、城がある。自分の故郷・岸和田と似ていて、まるで故郷に帰ってきたような気分になりました。皆さんにも、ぜひ館山に行ってみたいと思ってもらえるような歌でありたいです」と話す。 永井さんの歌には、日本各地の風土や情景を歌ったものが多い。そして、そこにそれぞれの歌の主人公の心情が重なる。 たとえば、デビュー曲「大阪すずめ」では、大阪をキタ(北新地)からミナミ(戎橋)へ、寄り添いながら歩く二人連れの情景が目に浮かぶ。 「地吹雪情話」では、愛に生きると決めた女性の前途の厳しさを、津軽の地吹雪が容赦なく攻める。三味線の厳粛な音と地吹雪の強さがあるからこそ、女性の愛の強さが際立つ。 「演歌・歌謡曲では四季や自然を歌うものが多いです」と永井さん。自身、小さい頃から父の渓流釣りについていったり、川で泳いだり、自然の中で過ごすことが多かったそうだ。「その頃の経験が、歌うときにも、四季・自然の情景を思い浮かべるのに役立ってます」。 デビュー二十五周年を記念した最新曲「蛇の目小紋の女」は、「内に秘めた情念を歌った、大人の曲」である。歌詞中に特定の土地が出てくることはないが、「京の町を、小紋を着て蛇の目傘をさす女性が歩いている様子をイメージして歌っています」。 具体的な情景が歌に描かれ、そこに一つの物語がつむがれる――、それが演歌・歌謡曲の特徴であり魅力なのかもしれない。 『聖地巡礼』という社会現象は、日本の魅力を再発見しようという若者の営みの一つといえるだろう。 「若い人が演歌・歌謡曲に触れる機会は少ないのですが、聞いてもらえればいい曲だと思ってもらえるはずです。日本再発見の流れで、ぜひとも演歌にも振り向いてほしいですね」。 ======================= 取材の題材である『演歌』と、近年のエンタメ業界のキーワードである『聖地巡礼』をうまく掛け合わせた、新しい切り口の記事となりましたヽ(*´∀`)ノ゚ また、具体的なアニメ作品を挙げることにより、記事の読者層をぐぐっと広げることにも成功している記事といえます。 小説にしろ、記事にしろ、〝独自の視点〟はとても大切なもの。 まだまだこれから、たくさんの〝視点〟を手に入れていきましょう! nove_moji taiken]]>

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