アニメーション・アニメーターの専門学校

デジタルとは

デジタルの授業は、アニメ制作現場でデジタル化されている作業を実戦的に学ぶ為に行われます。
主に、出来上がったカットに色をつける「仕上げ」という作業と、キャラクターの絵と背景の絵を合成して映像化する「撮影」という作業を学んでいきます。
現在でも作画は手描きですが、色をつける作業は全てパソコンで行なっています。
絵に色をつける際には専用のソフトを使っていくことになるので、まずはソフトの使い方からマスターしていきます。
デジタル化した作業を学生時代から学んでおくことで、現場での作業のイメージもつきやすくなりますね。

AMGアニメーション学科の「デジタル」の特長

その1 「仕上げ」の工程を学ぶことが出来る

アニメ制作現場でデジタル化されている工程の一つが「仕上げ」と呼ばれる業務です。
作画をスキャンし、パソコンに取り込んで色をつけていく作業で、指定された通りの色を間違えないようにつけていくことが求められるので、授業では基本から学んでいきます。
他に「彩色」という呼び方をする場合もあります。
また、色を決める作業については、仕上げ業務の中でも最も権限のある「色彩設定」と呼ばれる役職が行います。
色彩設定の役職まで登りつめるには、色のセンスを磨くことは勿論、知識として人に与える印象までを頭に入れておく必要があります。

その2 「撮影」の工程を学ぶことが出来る

デジタルまた、アニメ制作の現場でもう一つデジタル化されているのが「撮影」と呼ばれる業務です。
仕上げまで出来上がったカットを合わせて、時に加工していきながら完成形のアニメーションにしていく作業で、基本から学んでいきます。
ちなみに、撮影と呼ばれているのは、パソコンが登場するまでは実際にカメラで撮影して動画にしていた、という名残があるからです。
撮影では、デジタル加工で光を足したり、影を足したりなどしていきます。
時には、背景の一部分などを自分で描き加えたりする場合もあります。
撮影のクオリティがそのまま作品のクオリティに繋がるので、とても重要な役どころとなります。

その3 在学中に「仕上げ」と「撮影」分野で即戦力となる力をつけることが出来る

デジタルの授業は、1年次も2年次も合わせて「仕上げ」と「撮影」の技術を学んでいきます。
仕上げも撮影も、独学では学ぶことが難しい分野の仕事です。
しかし、授業で実際に使うソフトの操作を先生に教えてもらいながらポイントをおさえていけば、より知識の吸収も早くなります。
その結果、早い段階で即戦力としての技術をつけていくことが可能になるということですね。
今後は、作画もデジタル化していく可能性があるので、パソコンでの作業に早く慣れておくという面でも大切です。

「デジタル」の授業について

AMGアニメーション学科のデジタルの授業は、実習形式で行われます。
主に、パソコンを使って先生にやり方を説明してもらい、実際に自分たちで作業を実践していくという流れです。
作業工程の中に用意されている課題をこなしていきます。
それぞれの学生が先生に提出した後、全体でポイントを改めて説明してもらうことが出来ます。
先生にポイントを説明してもらうことで、自分に足りなかった部分も分かるようになります。
次にこうすれば上手くいくと分かれば、だんだんと実力をつけていけますね。
仕上げの技術も、撮影の技術も、身につける為にはソフトの使い方に慣れる為に実戦的な練習をしていくしかありません。
卒業までに少しずつ実力をつけていきましょう。

「デジタル」のゴール

デジタルの授業のゴールは「仕上げ、作業においておさえるべき基本的なポイントがわかる」ことです。
基本的な部分が分かるようになれば、早く仕事を覚えることが出来て即戦力になれるからです。
また、実際にその業務の担当になるかどうかは別として、仕上げ・撮影作業を経験をしておくことはアニメ制作への理解を深める為に大切なことです。
アニメ業界の仕事は、どれか一つの業務が抜けたら成り立たないからです。
様々な業務を合わせた上で1つのアニメ作品が完成していると実感出来れば、より作る側としての意識を持てますね。
また、特に仕上げと撮影はソフトを使った分野の業務なので、初心者ですぐに出来る人は少ないです。
そういった面の差別化を図る意味でも、学生のうちに仕上げや撮影の知識を持っておくことは、作画をするにしても後工程である仕上げ撮影のことを考慮した素材作りが可能になりますし、進行管理するにしても工程内容が理解できた方が作業進捗を把握しやすくなるので、アニメ業界で働く上での大きなメリットとなりますね。

プロの現場でこのように活きる!

デジタルの授業を通して、仕上げと撮影の基本が出来るようになったら、アニメ業界で即戦力になれます。
専用ソフトの使い方は努力次第で誰でもマスター出来ますが、前述した通り独学で学べる機会が少ないので、学校で学んでいないライバルとは差をつけることが可能なんです。
また、例えば、実際にはアニメーターとしてキャラクターを描く業務にあたることになったとしても、他の業務を知っておくことはプラスになります。
どういう原画であれば色をつけやすいのかわかるようになる、などの新たな気づきのきっかけにもなるからです。
業務内容にとらわれず、オールマイティーに学んでいくのが大切です。