アニメーション学科

アニメシナリオライターの仕事とは?

アニメシナリオライターの仕事

日本には素晴らしいアニメ作品が数多く存在しています。
世界で認められているアニメもありますし、日本に誇れる文化と言えるでしょう。

そんなアニメを作る基本となるのが、「アニメシナリオライター」の存在です。
人に面白いと思わせ、続きが見たくなるシナリオがないと、素晴らしいアニメ作品は完成しません。
こちらでは、アニメシナリオライターの仕事について詳しく解説していきましょう。

 
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アニメシナリオライターのとは

アニメシナリオライターは、名前の通りアニメの基本となるシナリオを考える職業です。

シナリオは、アニメの面白さを決定付ける最も重要な役割を担っています。
どんなにキャラクターの絵や背景や音楽が素晴らしくても、シナリオが面白くなければアニメ作品として成り立たないからです。

アニメの原作がある場合には実写とは違うアニメ独特の映像演出を理解して書く必要がありますし、オリジナルならより面白く見せる為のシナリオを求められます。

また、アニメシナリオライターだけでシナリオを考えて良い訳ではありません。
監督やプロデューサーと打ち合わせを重ね、どのように作品をアニメとして面白く見せるべきかを議論しながら、シナリオを作成していきます。
その為、どんなに素晴らしいシナリオができたと思っても、監督やプロデューサーに認められなかったら、何度でも書き直すことになります。
アニメシナリオライターは、とても根気のいる仕事です

 
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アニメシナリオライターに求められる能力とは?

アニメーターに一番求められるのは「デッサン力」です。
アニメシナリオライターに求められるのは、「構成力」です。
これは、オリジナル作品でも原作のある作品でも同じです。
構成力がないと、伝えたいことが曖昧になりますし、視聴者に面白いと思ってもらえる作品にならないからです。

そもそも構成力って何?という方もいますよね。
男の主人公が活躍するヒーローアニメのシナリオを作りたい場合を例に出してみましょう。
ここでどんなに主人公を話の中心に置きたいからといって、他のキャラクターの説明が曖昧になってしまったら、話の説得力が足りなくなります。
また逆に、主人公よりも脇役の話に重きを置き過ぎると、視聴者を飽きさせることに繋がるでしょう。

構成力という点で言えば・・・連続テレビアニメとして例えば原作漫画6巻分を12話完結となるものならば、和数ごとでどこまでの部分をみせるのか、どこをサッと流してどこをしっかり長くみせるのか・・・などそういう配分もしっかりと行うことも重要になります。

アニメシナリオライターを目指すなら、まずは様々な作品に触れて実際に構成がどうなっているのか分析してみましょう。

 
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アニメシナリオライターのやりがいとは?

アニメシナリオライターのやりがいは、「良い作品を作ることができた」という達成感です。
特に、自分のアイディアから大きな作品を作り上げることが出来た時は、誇らしい気持ちでいっぱいになります。
更に作品が評価されれば、映画なら客動員数が増えたり、アニメであればSNSで大きな話題になることもあります。
一緒に作ってきたアニメ制作スタッフと喜びを分かち合うことも出来ますね。

アニメシナリオライターの仕事は、試行錯誤の繰り返しです。
時代の流れと共に求められる作品も異なる為、なかなか監督やプロデューサーからのOKが出ないという困難にぶつかることも多くなります。
いつも通りのセオリーが通じない、常に情報のアップデートが必要な仕事と言えます。
しかしだからこそ、自分の作ったアニメ作品が世間に認められた時の喜びは大きなものとなるんですね。

 
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アニメシナリオライターの仕事まとめ

アニメシナリオライターは、アニメの基本となるシナリオを作る仕事です。
しかし、実際にはただシナリオを作るだけが仕事ではありません。
人が求めている情報が何かを察し、監督やプロデューサーはもちろん視聴者の心を掴むことが何より大切になります。

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