声優学科
VTuberとは?仕事内容や求められる能力・やりがい
VTuberの仕事とは?
2017年辺りから世間的に話題になったVTuberは、今ではイベント開催やグッズ販売が行われるほど大人気になりました。
VTuberはYouTuberの一種ですが、活動内容にどのような違いあるのか分からないという人もいるかもしれませんね。
今回は、VTuberという仕事について詳しくお話しします。
VTuberとは
VTuberとはVirtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)の略で、YouTuberから派生した言葉です。
動画配信サイト「YouTube」に動画を投稿して収入を得ているという点では、VTuberもYouTuberも同じと言えます。しかしVTuberは、2Dや3Dのアバターを使い、仮想のキャラクターの姿で活動します。
2Dや3DのCGを用意し、モーションキャプチャで動画配信者の動きを反映させる仕組みです。
アバターの声は動画配信者が担当することが多いですが、自分の声をそのまま使用する人もいれば、ボイスチェンジャーなどを使う人もいます。
VTuberの始まりは、2016年12月に活動し始めたキズナアイさんが、自身をバーチャルYouTuberと名乗ったことです。
その後、VTuberは2017年末に爆発的に広まり、2018年にはVTuberの数が急増しました。
VTuberに求められる能力とは
VTuberの活動内容は基本的にYouTubeと似ていますが、VTuberはキャラクターとして活動することになるので、声や話し方だけで視聴者に伝えなければなりません。
そのため、まず求められるのは、面白い話ができるトーク力や、視聴者からのコメントに反応しながら配信できるコミュニケーション能力、臨機応変に対応できる能力などです。
予め撮った動画を編集してアップしているVTuberもいますが、特に有名なVTuberはライブ配信を積極的に行っており、ファンとの距離が近いことを売りにしています。
ライブ配信は動画の編集ができずに、話したことがそのまま全て配信されてしまうので、リアルタイムのトークに慣れている人の方が有利です。
また、VTuberはキャラクターになりきるといった点で、声優や声優志望者にも人気が高い職業になっています。
配信者の声がそのままキャラクターの声になるので、魅力的な声であることも重要です。
とはいえ、ボイスチェンジャーを使うという手もあるので、必ずしも自分の声で活動する必要はありません。長時間話しても喉を痛めない発声方法や視聴者が聞き取りやすい滑舌を意識することが大事になるでしょう。
また、アバターの絵を自分で用意する場合は画力も必要ですが、アバターの作成を外注するVTuberも多いので、必須ではありません。
他にも、VTuberには動画の企画力や動画を上げ続ける継続力、視聴者の反応を見ながら動画の方向性も決めるマーケティング力なども必要です。
VTuberのやりがいとは
VTuberのやりがいのひとつは、自分の好きなことや得意なことで収入を得ることができることです。
VTuberとして活躍している配信者のジャンルは様々で、ゲーム配信や歌唱、演奏、ダンス、雑談、商品紹介など多岐にわたります。
自分の好きなことや得意なことをとことん突き詰めて、動画作成や配信を行うことで、それが仕事になる可能性があることが、一番の魅力と言えるでしょう。
また、VTuberとして活動を続けていくと、ファンがつきます。自分の動画・配信を観てくれたファンを喜ばせ、期待されることにやりがいを感じているVTuberも多いでしょう。
VTuberとして有名になることができれば、企業からオファーが来たり、芸能人とコラボしたりという可能性もあり、活動の場が広がります。
Vtuberの仕事まとめ
現在では、たくさんのVTuberが活動をしています。VTuberの収入だけで生計を立てられるようにすることは、簡単なことではありませんが、副業や趣味の延長としてVTuberの活動をしている人も少なくありません。
様々な活動スタイルやジャンルで夢に挑戦できることは、VTuberの魅力です。
最近では、VTuberになるために必要なスキルを学ぶ専門学校やスクールもあります。
VTuberを仕事にしたいと考えている人は、そういった養成機関に通うのも良いでしょう。
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