声優学科
声優アーティストの仕事とは?
声優アーティストの仕事とは
皆さんは、「声優アーティスト」と呼ばれる仕事を聞いたことがあるでしょうか?
本来声優といえば、アニメやゲームなどのキャラクターに声を吹き込む仕事だという認識が一般的だと思います。
そしてアーティストといえば、歌手活動をしている人というのが一般的なイメージですが、それでは「声優アーティスト」は声優と一体何が違うのか?
ここでは声優アーティストについて詳しくご紹介します。
声優アーティストとは?
声優アーティストというのは、実はその名の通り、本業は声優でありながら歌手活動も行なっている人たちのことを意味しています。
中には歌手活動だけでなく、作詞や作曲、舞台活動、ダンスなどを行うようなマルチな人もいます。
全ての声優が声優アーティストを目指すというわけではありませんが、近年は声優のアーティスト活動が目立ってきているため、声優アーティストを目指して声優を志す人も非常に多くなっているようです。
現在すでに多くの声優アーティストの方が活躍していますが、そういった方々が声優アーティストになる経緯には主に2つのパターンがあります。一つは、声優として活動していた方が歌手デビューするパターン。
もう一つは、もともと歌手としてデビューした方がのちに声優としての活動も始めるパターンです。
ただしここ最近は、声優アーティストを目指す道にも変化が見られています。近年の声優アーティストの人気もあり、元々は「声優→アーティスト」あるいは「アーティスト→声優」という道をたどる人が多かったのが、今でははじめから「声優アーティスト」を目指すという人が増えてきているのです。
そのため最近は、最初から「声優アーティスト」としての才能を発掘することを目的としたオーディションが行われているところもあります。それに伴って声優の専門学校や養成所でも、声の芝居のレッスンだけでなく、歌やダンスのレッスンも行われるようになってきています。
声優アーティストに求められる能力とは?
声優アーティストには、当然ながら声優としての能力と歌手としての能力のどちらも求められます。
まず声優として求められるのが、演技力や表現力です。特に声だけで演技をする声優の仕事では、映像や舞台などの役者に求められるものとは違う特殊な演技力と表現力が求められます。近年では声優の演技力の低下もささやかれており、より演技力に優れた声優が求められています。
そして歌手として求められるのが、歌唱力や歌唱スキルです。声優には基本的に歌唱力の高い人が多い傾向がありますが、それでもやはりひとつ抜けた歌唱力を持っている人が声優アーティストになることが多いです。また、ビブラートやしゃくりなどの歌唱スキルも持ち合わせているとより有利になります。
またそのほか、声優としても歌手としても求められるのが豊かな感受性です。声だけで演技をする声優は、よりキャラクターや物語世界に感情移入することがとても大切になります。またそれは歌手に関しても同じことが言え、歌だけで人の感受性を揺さぶるためには、よりその歌の世界に入り込む必要があると言えます。
声優アーティストのやりがいとは?
声優アーティストの一番のやりがいは、声優と歌手のどちらの良いところも味わうことができるという点です。
声優としての活動では、声によってさまざまなキャラクターを演じることができます。アニメだけに限らず、ゲームや外国映画の吹き替えなどさまざまなコンテンツにおいて、自分の声を遺憾なく発揮することができるのです。
演技をするのが好きな人にとっては、あらゆる役を演じることができるのはこの上ないやりがいと言えます。
一方で歌手活動においては、声優の仕事とは打って変わって自分自身が人前に出ることになります。これは普通に声優として活動している中ではなかなか味わう機会の少ない経験でしょう。声優アーティストの人気が高まっている今、大きな注目を浴びる可能性も高くなっています。声だけでなく自分の存在にまで注目が集まることで、大きな喜びを感じることができます。
声優アーティストの仕事まとめ
声優として活動しながら歌手活動も行うというのが、声優アーティストの仕事です。
近年、特に声優アーティストへの注目度は高まっており、目指す人や発掘しようという事務所も増えています。
声優とアーティスト、二つの顔を持つこの仕事はやりがいも大きく、声優志望の方であればぜひ目指してみたい職業ではないでしょうか。
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